10月28・29と、「敷島フォトクラブ」の撮影行に便乗して、黄金色の秋山郷を訪れた。
中津川の渓谷はどこまでも、ただただ綾錦が続く。
マルコポーロの東方見聞録を見て日本を訪れた人がこれを見れば「黄金の国ジパングたあこれか」と皆、納得するのではないか。
私は紅葉の日光へは何度か行ったことがあって、本当に秋の日本は美しいと思っていたけれど、それより尚々美しい。まばゆい紅葉の山また山がどこまでも連なり、遥か下を中津川が波立ち、しぶきを上げて流れて行く。
山に隠れて独り爆音を轟かせる滝がいくつもあって、いずれも立ち去り難い美しさだった。
道が狭くて怖いところもあったけど、「また行くか?」と聞かれれば、「是非行きたい」と答えるだろう。