冬至になって、面妖な事に、暖かくなってきた。
22日に尾白の湯に行ったら、柚子がタオルの袋に入ってプカプカ浮いていた。 排水管に詰まるそうで、仕方が無い。 それでも、柚子の香りがそこはかとなく漂って、気持良かった。
23日の天皇誕生日には勿論、日の丸を揚げた。 所用有って町に出掛けたが、どこにも日の丸は揚げて無かった。
アメリカの大統領はバイブルと言う権威に手を置き、忠誠を誓う。流浪の民だったイスラエルの人々は、ユダヤ教という権威のみで、広い世界に散らばっていても、心は一つに纏まっていた。
日本人は「天皇」という、奇跡的に穏やかな権威を持つことの幸運を忘れているのでは無いか。 教育で、権威の必要性、重要性を教えないのは問題だ。
さて、昨26日は、友人Sさんの家で恒例の餅つきをした。
今年、ご不幸のあった彼女の家で行うのはチョットネと思っていたが、彼女は鏡餅は作らないけど、遠くの友人知人に送りたいから餅つきをするという。 私は例によって足を引っ張る以外する事が無い。 でも、優しい彼女は「オイデ」と言ってくれる。
今は餅つき機があるので、機械が勝手にもち米をむして、ついてくれるから、その間は暇だ。 Sさん、Iさんはビールを飲んだりしている。 つき上がるのを待っている間に、「餅送り予定」の東京の友人から、小包が届いた。 中に彼女お手製の可愛いトラや折り紙細工が入っていた。
餅はIさんが「蒸し」の仕上げから「のし」まで、殆んど一手に引き受けていた。 彼女も何でもできるタイプの人だ。 私はやっぱりオタオタ、ウロウロするだけだった。
一段落したので、酔っ払い二人を乗せて、温泉に行った。
朝は小雨が降っていたが、帰る頃はすっかり晴れ渡って、甲斐駒の向うに夕日が沈んでいた。
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