草に覆われて、庭がそこはかとなく春めいてきた。
緑のこの中に小さな草花が隠れ咲いている。
カキドオシ、
スミレ、
イカリソウ、
ブルークローバー、
白花・紫ケマン。
皆、ひっそりと咲いているから「見る気」で見ないと、草が芽吹き始めた「只の野っぱら」だ。 中ぐらいの花が咲く前に精一杯自己主張している小さな花達に、今日は挨拶してきた。夏になれば皆「無かった事」になっちゃう。
そういえば、小気味良くバナナを食べたサッカーのD.アウベス選手はカッコいいわね。 怨念だの、人種差別だのといったマイナスの感情は彼の様にユーモラスに「無かった事」にするのが一番だ。
そうはいっても、「無い事、無い事(「有る事無い事」ではない)」「有った」と言い募って、国を挙げて怨念の蟻地獄に陥っている国には、手の施しようが無い。 また、日本社会の相対的評価が高まれば高まるほど、彼らの怨念はいや増す。彼等が自ら「無かった事」に気付くまで、私達は「目立たぬように♪ はしゃがぬように♪」するしかないのかな。
品良く、ひっそりと咲くチゴユリのように。