また、新しい猫が来るようになった。 こげ茶とうす茶の混じった色で、こういうのは何猫というのかな。 仮に「おじや」と呼ぶ事にした。 暗がりではコートの色がタン太と似ている。 昨日私が間違えて「タン太ちゃーん」と呼んだら、おじやは横っ飛びに飛んで逃げた。
それにしても、けだもの達の毛皮が密になってきた。 外は最低気温が十五度前後だから当然だけど。 タン太の夏の間の使い古した蓑(みの)のようだったコートも立派な毛皮になった。 まだ毛が短いのでタワシ風だから、今朝のように雨が降ると寒そうだ。
ところで、ドンコが夜中にやって来たのだが、家の中に入って、飼育係にお尻を向けて、外を警戒しながら食べている。 シメジとドンコの認識では「飼育係のあなぐらは安全」という事のようだ。 おじやとは大違いだ。 進んでいる。